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現場に役立つ教育問答

発達障がいではないかと思われる児童がクラスにいるのですが、保護者の方にはどのように伝えたらよいでしょうか?

石倉 健二 (臨床・健康教育学系 准教授)

発達障がいの有無についての診断は専門の医療機関でしかできませんので、受診をされていないのであれば、保護者の方と学校との話の中では、診断名や障がいを特定するような話し方はしないようにする方がよいと思います。

学校での児童の様子から、その児童が感じているであろう困難を伝え、「学校が困っている」のではなく「児童が困っている」というスタンスで話をしましょう。また保護者の方も多くの困難やストレスを抱えていることもよくありますので、「どうして●●しないんですか?」といった責めるような姿勢ではなく、保護者の方の困り感にも寄り添いながら、「お子さんのことを一緒に考える」という態度が必要になります。また、児童によっては学校と家庭での様子が違う場合もありますので、保護者の方が子どもをどのようにとらえているのかも把握しながら話を進めていきましょう。

もしも専門的な情報提供が必要と判断されたら、特別支援教育コーディネーターにも同席してもらったり、あるいは特別支援教育の校内委員会で話し合うことも必要です。

診断のあるなしに関わらず、本人や保護者の困り感や実態に応じた支援をすることが基本となります。

 

2010年12月21日掲載

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