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  4. 国語科の説明的文章(説明文)の授業の仕方

現場に役立つ教育問答

国語科の説明的文章(説明文)の授業の仕方がよくわかりません。要点は何かを考えさせること、「これらは」など指示語の内容を確かめることなどを中心に授業を行っていますが、私も楽しくありませんし、子どもたちも楽しいと感じていないように思います。どのようなことに気をつけて授業をつくっていけばよいでしょうか。

吉川 芳則 (社会・言語教育学系 教授)

説明的文章の授業では論理的思考力を育てることが大切だとされています。要点、指示語の学習もそのための学習の一つですが、子どもたちにとって必要感を感じないまま言葉を操作するだけの活動になると楽しくありません。要点まとめや指示語などいわゆる操作的な活動だけに捕らわれないものも試みてみましょう。

例えば、序論―本論―結論(はじめ―中―終わり)という説明的文章特有の展開の構造をつかませることを取り入れてみましょう。序論(本論、結論)では、このようなことが述べられるものだということは、(小学校3年生以上なら)発達段階(学年)に応じて、新しい教材を学習するごとに知らせて(確認して)おきます。そして、通読レベルで大まかに、精読レベルで詳しく、序論(本論、結論)でどのようなことが述べられているか、学習者に見つけさせ、答えさせたり、話し合いをさせたりします。筆者は序論で示した話題について、本論で何を、どのように取り上げて、どのように結論につなげているのか。そのことを学習の中身にするのです。「私ならこのように説明するけれど…」という意見が理由とともに複数出てくる教室になれば、楽しい学習となります。

2011年7月21日掲載

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